狂言公演 in Fargo, ND
なるほど、狂言を英語にするとこうなるとか・・・という英語狂言を観てきたよ。
演者は皆アメリカ人学生、指導者は日本人狂言師。
能や狂言は、現代人には多少敷居が高いものかもしれない。というのは、現代語ではないからか。古語が使われるので、僕にも難しいのだけれど、英語狂言の方はというと・・・。
スッゲーわかりやすいっ!
そもそも日本の英語教育で学ぶ英語が古臭い表現が多いと言うのも関係しているのかもしれないが、英語で聞いたほうがわかるっ!わかるわかるっ!もしかしたら、抑揚に関しても(日本の)狂言ほど強くないからかもしれないけれど、聞きやすい。もしかすると、発声の違いなのかもしれないけれど。
ただし、動きに関しては・・・もうこれは文化の差としか言い様がないのかもしれない。日本人と西洋人の文化の差、また生活様式の差のためか、動きが・・・ちょっと違うような・・・・。日本には難波歩きの文化がまだ残ってるもんな。西洋の歩き方は効率はいいけど、日本の伝統的歩き方とは地が生んだもんな。歩き方を変えるって難しいと思われる、というのは歩く行為そのものが"無意識"だからだろう。
その上、日本人狂言師の方と比較して圧倒的に練習量が違うんだもんな。それでも、4週間ほど前の練習と比べても格段に上手くなってた。正座とかちゃんとできてたし、正座から立ち上がることもできるようになってた。日本人にすれば当たり前の正座ができない文化の人が、まさしく”きちんと”正座をしている姿をみるのも不思議な光景。
学生たちの真剣さもヒシヒシと伝わってくる舞台でした。
演者は皆アメリカ人学生、指導者は日本人狂言師。
能や狂言は、現代人には多少敷居が高いものかもしれない。というのは、現代語ではないからか。古語が使われるので、僕にも難しいのだけれど、英語狂言の方はというと・・・。
スッゲーわかりやすいっ!
そもそも日本の英語教育で学ぶ英語が古臭い表現が多いと言うのも関係しているのかもしれないが、英語で聞いたほうがわかるっ!わかるわかるっ!もしかしたら、抑揚に関しても(日本の)狂言ほど強くないからかもしれないけれど、聞きやすい。もしかすると、発声の違いなのかもしれないけれど。
ただし、動きに関しては・・・もうこれは文化の差としか言い様がないのかもしれない。日本人と西洋人の文化の差、また生活様式の差のためか、動きが・・・ちょっと違うような・・・・。日本には難波歩きの文化がまだ残ってるもんな。西洋の歩き方は効率はいいけど、日本の伝統的歩き方とは地が生んだもんな。歩き方を変えるって難しいと思われる、というのは歩く行為そのものが"無意識"だからだろう。
その上、日本人狂言師の方と比較して圧倒的に練習量が違うんだもんな。それでも、4週間ほど前の練習と比べても格段に上手くなってた。正座とかちゃんとできてたし、正座から立ち上がることもできるようになってた。日本人にすれば当たり前の正座ができない文化の人が、まさしく”きちんと”正座をしている姿をみるのも不思議な光景。
学生たちの真剣さもヒシヒシと伝わってくる舞台でした。
"ホンモノ"の狂言をこんな辺鄙な町で披露してくださった三宅藤九郎氏と和泉元彌氏に感謝。
(INFORUM Fargo-Moorhead: 2/19/2012)
7 件のコメント:
2012年2月24日 18:27 に投稿, CHOMPOO さんは書きました...
これは興味深いですね。
タイでも時々落語とか来ますが、タイ人は面白ないやろな…
タイ語で狂言は…かなり難しそう。
2012年2月24日 22:48 に投稿, uffda さんは書きました...
すごい!ノースダコタのファーゴで和泉元彌が狂言公演するなんて!ノースダコタがどんな辺鄙なところかわからなくてたまたまエージェントがアレンジしちゃったのか、それとも、どんな地方でも回ろうという、どさ回り的な感覚なのか。大都会では公演くめなかったのか。いずれにしても、英語でやったのはすばらしい!歌舞伎のアメリカ公演なんかだと、すべて日本語で通してきたと思うよ(字幕つきで)。狂言界は「企業努力」しているんだね。公演後、話した?あんなところで日本人に会うと感激されたのでは?
ところで写真の元彌氏のうしろにいるのは、姉君ですね。
2012年2月24日 23:55 に投稿, おかまっちゃん さんは書きました...
三宅藤九郎さんが1月の終わりから3月頭まで学生に狂言の指導を英語でされています。藤九郎さんは海外公演でもけっこう英語を話していたようなので、語学力はスゴイですよ。
和泉元彌氏は1月末に1週間ほど教えていらっしゃったようです。
舞台から降りて話した時と、舞台の上でのプロの狂言師の顔のギャップに正直ビックリしました。舞台の上では迫力に圧倒されそうなのに、舞台を降りると柔和な感じが・・・ちょっとファンになりました。
ウチの事情を(お母様にも)話すと感激されていたのですが・・・信じてもらえてるのかどうか・・・。
2012年2月25日 2:39 に投稿, uffda さんは書きました...
へえ〜、和泉元彌氏、そしてあの母上とも話したの?すごいね!もう一人の三宅藤九郎氏も、長期間に渡り狂言の指導をされていたとは、ほんとうに狂言のすばらしさを広く伝えたいという信念があるのでしょうね。だからこそ、日本の文化がそんなに正しく理解されているとは言えないアメリカ、しかもノースダコタで、このような試みがなされたのでしょうね。
うちの事情って、お宅のきょうだいの「国際性」のこと?それは信じられないかもね。
2012年2月25日 9:33 に投稿, CHOMPOO さんは書きました...
うちの家系の話をされたってことですかね。
舞台裏の表情、興味ありますな。
2012年2月25日 9:46 に投稿, uffda さんは書きました...
やっとわかった。元彌氏のうしろにいるのが彼の姉の三宅藤九郎氏なのね。で、彼女が英語で指導していたということですね。何かよくわかりませんが、諸事情で日本では姉と弟は同じ舞台に上がれないらしいです。
ウチの事情って、そういうこと?観阿弥の話?そりゃあ、信じられないよね。
2012年2月25日 11:54 に投稿, おかまっちゃん さんは書きました...
あんな田舎から出た姉弟の国際性。確かに信じられへんかもしれません。
あんな田舎から出た観阿弥の座創立の話。確かに信じられへんかもしれません。ましてや我々がその子孫?うぷぷぷぷっ!笑っちゃいますよね。
岡松姓と竹原姓の関係。ウチの墓の規模と岡松家と竹原家の関係。岡松姓と木下姓の関係を理解していれば、現代岡松家と室町竹原家の関係は難しいものではない。でも天正伊賀の乱が歴史をややこしいことにしたんですわ。
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム