名張市職員を逮捕
発表によると、橋本容疑者は今年3月18日夜、成人向けの雑誌やビデオテープなど計約360点を、自宅から約3キロ離れた田に投棄した疑い。「自宅を整理していて処分に困った」などと話しているという。
捨てられていた物の中から持ち主が特定できる物証が見つかり、同署が事情を聴きため、4月中旬から数回にわたって橋本容疑者に連絡を取っていたが、呼び出しに応じなかった。25日朝、要請に応じて出頭してきた橋本容疑者から事情を聴き、容疑を認めたため逮捕となった。
名張市では25日午後、奈良県の報道機関から電話問い合わせを受け、事態を知った。同市人事研修室によると、橋本容疑者は1999年4月、同市に採用され、市教育委員会に10年間在籍。今年4月から同室に異動となり、空き地の環境整備や不法投棄対策などの業務に従事。2005年、架空の時間外勤務手当を申告したとして、減給3か月間(10分の1)の懲戒処分を受けていた。
亀井利克市長は「大変遺憾であり、関係の方々にご迷惑をおかけしたことについてお詫び申し上げる。公務員という職責を考えると非常に重く受け止めている。今後、詳細が明らかになった段階で具体的な対応などを考えていきたい」とコメントを出した。