WORDs from North Dakota

2012年2月15日水曜日

夢の・・・

昭和39年東京オリンピックを招致するに当たって日本は”夢の超特急”を計画した。もちろんその夢は実現することになり、東海道から山陽、上越、長野、東北、九州、はたまた山形までサイズは違えども新幹線は日本中を駆け巡ることとなった。初代新幹線0系も引退、”ひかり号”として親しまれた100系も引退。さらには嘗ての”こだま号”鉄仮面も引退だそうな。そして時代はカモノハシ型に・・・。

嘗ての夢は当たり前になり、今や誰も夢だったとは思わないだろう。

昨年の大震災による原発”事故”以来、再生可能エネルギーの将来性が大いに議論されているが、最近ふたたび”夢のエネルギー”の採掘に国がやっと重い腰を上げたそうな。海底に眠るメタンハイドレートは様々な利権によって開発が遅れていたそうだが、やっと開発が進みそうな感じ。日本海側と太平洋側の質の違いや採掘技術の違い云々はさておいて、実に楽しみだ。

将来、燃える氷もまた当たり前になり、夢だったとは思わない日が来るのだろうか。

ただ人間が地球を貪り尽くしてる感が切なく思える。またこの不可逆的な生活の向上に恐ろしさすら覚える。
チョット前に日本でも話題になった”幸福度”。ブータンは世界でも最貧国の一つに数えられるが国民の幸福度が”異常に”高い、という事実は甘い蜜を知ってしまった人間にはもはや意味を成さないのか。

実に人間の浅ましい姿である。僕もその浅ましい渦に飲み込まれることで、様々な利便性を享受しながら生活しているわけなんだが・・・。

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