WORDs from North Dakota

2012年3月6日火曜日

潔さと不撓の精神

以前も書いたとおり、わたくし青山氏の人柄に惹かれている者である。

彼の魅力の特筆すべきは"謝罪できる"ことだと思う。彼の高い見識は言わずもがな、話し方(説明の仕方)も決して難しい言葉を使うことなく、非常に分かりやすい。そんな彼は誤ったことには潔く頭を下げることができる人だ。

関西テレビの夕方のニュースで毎週水曜にコメンテーターとして様々な話題を解説されている中でも、誤った事には臆せず謝る姿は潔さを感じる。今回の動画では彼が新聞記者時代に踏襲されていた慣行にならって竹島と竹島の韓国名を併記したことを謝罪されていました(7:20~)。還暦も近い"大人"が素直に頭を下げられる、なかなか他の人には難しいことではないだろうか。この潔さが彼の魅力でもある。特に新人時代には頭を下げてばかりだった者も、部下を持つにつれて頭を下げる機会が減っていくことだろう。そして部下に頭を下げることほど難しいことはないのではないだろうか。
まぁ僕は今でも"ペーペー"なんで、頭下げてばっかりですが、いつまでも誰に対しても誤った事柄に対して素直に頭が下げられる人間でいたいと思う。

また元新聞記者だけあって、日本語の使い方が非常に上手だと思う。日本語の正しい使い方、主張の仕方(9:10~)も"あぁなるほどね。"と感心させられる。よくメディアに登場するというだけで、客員教授みたいな人がいっぱいおるらしいけれど、何が魅力で彼らの講座が人気あるのか全く理解に苦しむところであるが、青山氏の講座を受講している学生をうらやましく思う。

彼のメディアに対しての批判(15:10~)は僕の中で"最近話題"の西山太吉記者の精神と重なるところでもある。
"(マス)メディアというのは本来、力があるものに拮抗してでも正義を貫き、力弱き者に正しいことがあれば、どんなに相手が強くても戦うのが記者というものではないか"
まさに政府を敵に回してでも、正しいことを伝える新聞記者の精神である。最近のメディアは政府発表をただ伝えるだけの"伝達係り"にしか思えない。先日も岡田くんが産経新聞の記者を会見から追い出そうとしたように、政府の厚顔無恥さには怒りを覚える。
密約事件の黒幕、佐藤栄作は総理引退会見で新聞記者をすべて排除し、テレビのみを使ったのは有名な話。彼は新聞が真実を伝えないとして、テレビを通じて国民に直接メッセージを送ったのだが、受け手(国民)がおバカさんなのを分かった上で、そうしたのではないかと勘ぐってしまうよ。メディアは政府発表を鵜呑みにはせず、問題意識を持って真実を国民に伝える者であって欲しい。だからこそマスメディアの倫理観が常に問われなければならない。
どこぞの新聞社・テレビ局は酷いもんな・・・。どこぞの国に迎合しまくってるもんな。

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